密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものと考えており、このブログを立ち上げました。日々読んできた本の備忘録を兼ねた書評と内容の概要紹介及び読書感想をまとめたブックレビューのブログです。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

サイバー攻撃

著:中島 明日香

 

 バッファオーバーフロー、書式指定文字列の脆弱性、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性をついた攻撃、SQLインジェクション、Exploit Kitを利用した金銭目的マルウェアの感染攻撃、DDoS攻撃。深刻な問題を引き起こすサイバー攻撃には、どのようなものがあるかについて説明した本。

 

 ひとつひとつ丁寧な文章で説明されている。最初の方ではセキュリティ問題のあるアプリケーションプログラムを作りこまないようにするためのセキュリティ開発ライフサイクルについて書かれている。また、脆弱性情報が取引されたり発見するためのコンテストがひらかれていることや、終盤においてはコンピュータとネットワークが欠かせなくなった現代においてサイバー攻撃が社会にとって重大な脅威になりえることも書かれてある。

 

 一般向けというほどやさしくはないが、ITの基礎知識があれば読み下せる程度の専門書である。

 

新書、256ページ、講談社、2018/1/18

 

サイバー攻撃 ネット世界の裏側で起きていること (ブルーバックス)

サイバー攻撃 ネット世界の裏側で起きていること (ブルーバックス)

  • 作者: 中島明日香
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/01/18
  • メディア: 新書