密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

満願

著:米澤 穂信

 

短編集。山本周五郎賞受賞。6つの作品が収められている。夜警、死人病、柘榴、万灯、関守、そして満願。

 6つの作品はそれぞれ個性も登場人物も設定も違うが、いずれも粒ぞろい。あまりの展開に、読みながら言葉を失い、鳥肌が立った。確かに、ミステリーではあるが、単にそういう枠だけで片付けられない余韻が残る。面白いという噂で半信半疑で買ったのだが、アタリだった。見事な作品集である。

 

文庫、422ページ、新潮社、2017/7/28

 

満願 (新潮文庫)

満願 (新潮文庫)

  • 作者: 米澤穂信
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/07/28
  • メディア: 文庫