密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものと考えており、このブログを立ち上げました。日々読んできた本の備忘録を兼ねた書評と内容の概要紹介及び読書感想をまとめたブックレビューのブログです。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

すべてわかるIoT大全2017(日経BPムック)

編:日経コンピュータ

 日経の雑誌である、「日経コンピュータ」、「日経情報ストラテジー」、「ITpro」、「日経NETWORK」の中から、IoT関連の記事を抜き出して1冊にまとめられた本。セキュリティの部分については、「IoT大全2016」からスライドされている部分が1本、書下ろしも1本あるが、それ以外は全て2016年1月号~10月号までの記事からの抜粋となっている。

  すでに2018年版も出ているが、内容が違っており、結局、この2017年版も2018年版もどちらも役に立つ。

 「第1章 IoT入門では」、100のポイントからIoTについて項目別に短く解説している。

 「第2章 IoTの最新事例」では、トヨタオムロンNTTドコモなどの事例が載っている。

 「第3章 IoTが広げる活用分野」では、VR(Virtual Reality)、LINEのチャット機能を活用した接客、生体情報、ロボットとIoTの組み合わせといったことが書かれている。 「第4章 IoTを実現する基盤技術」は、慣れていない人には難易度が高めだが、LPWAや5GのIoTとの関係についてよくまとまっていて良かった。

 「第5章 IoTのセキュリティ」は、IoTにおいてアキレス腱になりやすいセキュリティについて。十分な量とは言えない気もするが、掲載されている「IoTセキュリティに関する発行文書一覧」にある文書も参照しながら対策を検討してゆく必要がありそうだ。

 242ページあり、ムック本サイズ。多色刷りで、写真や表が多い。良い意味でもそうでない意味でも、あくまでも雑誌の記事の寄せ集めであり、この本にまとめるにあたってあまり編集されていないようだ。よって、例えば「2016年3月に策定予定だ」などと、ちゃんと情報を最新化してから記載して欲しかったと思われる記述もちらほらあるのが残念。

 

単行本、244ページ、日経BP社、2016/12/2

すべてわかるIoT大全2017(日経BPムック)

すべてわかるIoT大全2017(日経BPムック)

 
すべてわかる IoT大全2018 (日経BPムック)

すべてわかる IoT大全2018 (日経BPムック)

 

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