密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものと考えており、このブログを立ち上げました。日々読んできた本の備忘録を兼ねた書評と内容の概要紹介及び読書感想をまとめたブックレビューのブログです。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

60分でわかる! VRビジネス最前線 (60分でわかる! IT知識)

著:VRビジネス研究会

 

 VR(Virtual Reality:仮想現実)とはどういうもので、どういう構成要素があって、どういうコンテンツがあるのか、やさしく紹介した本。「60分でわかる」とあるように、大変やさしく書かれており、特に前提条件はいらない。ページ数も160ページ弱で、読む負担が少なく、忙しい人でもその気になれば時間を見つけて読み切れる。また、見開きで左ページが解説、右ページが写真や図表という構成になっている上に、加えて、カラー印刷である。つまり、VRのように視覚的な技術でかつHMDをはじめとする様々な道具を必要とするものを理解するには適した構成になっているといえる。

 内容としては、VRとは何かといったごく基本的な概念の説明、AR(Argumented Reality:拡張現実)やMR(Mixed Reality:複合現実)との違い、VRを実現するために必要な製品、ヘッドマウントディスプレイのごく概要レベルのしくみの説明、VR酔いの問題、VRコンテンツの制作、実写とCGの違い、VRコンテンツにはどんなものがあるかの例、VR業界の現状と見通し、となっている。巻末にはVR関連企業リストがある。

 VRについてほとんど知らない人向けにビジネス視点でどういうものか簡単に説明することを目的として書かれた本であるから、既に詳しい人が読んでも物足りないだろう。しかし、まずはとりあえずどういうものか手っ取り早く知っておきたいと思っている人にとっては、内容的にも、お値段的にも、最初の一冊として悪くない本であるように思われる。ただ、MicrosoftのHololensが見当たらない。

 

単行本、160ページ、技術評論社、2016/10/22

 

60分でわかる!  VRビジネス最前線 (60分でわかる! IT知識)

60分でわかる! VRビジネス最前線 (60分でわかる! IT知識)

  • 作者: VRビジネス研究会
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2016/10/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)