著:笹田 昌宏
廃駅を紹介した本。写真が豊富。なんでもかんでも、というのではななく、以下の8つのカテゴリーに分けて選ばれた100の駅を紹介している。
1.枯れ具合がたまらない「廃駅」13駅
2.駅舎が素晴らしい「廃駅」12駅
3.ロケーションが素晴らしい「廃駅」13駅
4.活きている「廃駅」13駅
5.終着駅が「廃駅」13駅
6.ユーモラスな「廃駅」12駅
7.もったいない「廃駅」12駅
8.記念碑的「廃駅」12駅
まだ廃止にはなっていない休止駅。廃駅になった今も観光客が訪れる幸福と愛国、さらには愛冠(あいかっぷ:愛カップルを連想)。架空の廃駅などのコラムもある。廃駅といってもいろいろ。バスの待合所、住居や倉庫になっているものもあるし、小さな博物館として利用されたりSLや昔の電車の保存場所もかねているものもある。首都圏にも鶴見臨港鉄道本山駅や現京急の平沼駅のようなわけありの廃駅がある。大社や井波の駅舎は堂々たる文化財だ。しかし、多くは地方にひっそりとたたずみ、一部の施設や設備が残っているだけ。そこはかとない、はかなさを感じる。
カラーページは全体の約1/3(56ページまで)。残りは白黒印印刷。特にお安い本というわけでもないので、もうちょっと頑張ってカラーページが多ければよかった気がする。
ムック、153ページ、イカロス出版、2013/6/10
廃駅。 いくら待っても、列車はこない…。だから知りたい!全 (イカロスmook) [ 笹田昌宏 ]
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