密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

「美女と野獣」の野獣になる方法

著:水野 敬也

どうしても気になって仕方ない本だったので、読みました。

時々ちょっとムッとするくらい、なれなれしい文体です。
でも、大げさな表現でユーモアを効かせてあって、かなり笑える。
で、ふざけているようで、結構マジです。

「うわっつらKindness理論」や「バタンチュー理論」はまだしも、
どこにでもいそうな猫や犬の写真つけて「綱吉理論」。
すごいのは、自身の初体験に基づく「BTO理論」。
日本代表や、エジソンや、孫子や、刑事コロンボも、著者の理論には登場する。
おまけに、赤い袋とじで「戦場のメリークリスマス理論」が付いている。

なんだこれ???
しかし、気がつくと、
「顔とか、運動神経とか、センスとか、才能とかで負けるのはいい。それは自分で選べるものじゃないから。でも、行動は、行動することだけは、決して、誰にも負けてはならない。なぜなら、それをするかしないかは自分で選べるのだから」というセリフに、思わずうなずいてしまっている自分がいた(苦笑)。

ということで、笑えるけれど、意外にいいところを突いているかも。
まあ、何事も、自己流だけでやみくもにやるよりは、
少しは他人の教訓から学ぶ姿勢を持った方がいいのだろう。
それが、野獣になる方法であっても。。。

 

文庫、255ページ、文藝春秋、2010/10/8

 

「美女と野獣」の野獣になる方法 (文春文庫 み 35-2)

「美女と野獣」の野獣になる方法 (文春文庫 み 35-2)

  • 作者: 水野敬也
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/10/08
  • メディア: 文庫
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