密林の図書室

日々読んでいる本の読書の備忘録を兼ねたブックレビューのブログです。英語教材も含まれます。日々、様々な本を読んでいます。読みっぱなしにするのではなく、アウトプット化することも本との対話の一部と考えており、このBlogを立ち上げました。人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書を通じて多くのことを学び、それは自分にとって目に見えない財産になっています。 尚、過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載しているものもあります。未掲載のものは「Amazonレビュー欄未掲載」のカテゴリーを参照ください。

鉱山をゆく (日本には“宝"があふれている!)

 日本の現役鉱山や廃坑についての情報を集めた本。施設や遺跡を見学できる場所や、鉱物収集に適した場所、鉱山マップ、日本の鉱山史、といった情報も載っている。ムック本サイズ。写真が豊富。全体の3/5くらいがカラー印刷となっている。

 現役で世界でも最も高品位の鉱脈を持つ菱刈鉱山世界遺産に指定され、日本が世界の銀産出の1/3を占めていたころの中心で江戸時代から比較的良好な保存状態で残されている石見銀山。かつて東洋一の銅産出量を誇った公害でも有名な足尾銅山。今や国内で唯一となった現役の坑内掘り炭鉱である釧路コールマイン

 実は今も国内自給率100%である石灰の鉱山宇部伊佐鉱山と八戸キャニオン。世界シェア30%という日本のヨウ素生産の多くを占める南関東ガス田のかん水。日本海や苫小牧沖などの油田・ガス田。

 そして、都市鉱山として注目を浴びるハイテク製品のリサイクル場。海底熱水鉱床コバルトリッチクラストマンガン団塊の3つに代表される深海の資源。

 資源の無い国といわれる日本だが、歴史を振り返ると金銀、水晶、銅、石炭、ヒスイなど世界的にみても多くの資源を生産していた時代があるし、今でも100%自給できているものがある。こんなに山がたくさんあるのだから、探せばもっとあるのでは?と勝手な妄想すら浮かんできそうになる。

 また、かつてにぎわった鉱山で、見学できるところも多くあるようだ。ドライブや観光がてら、ちょっと足をのばしたいという気になった。軍艦島や各地の埋蔵金伝説も紹介してある。オールカラーでないのが少し残念。

 

ムック、112ページ、イカロス出版、2012/8/9

 

鉱山をゆく (日本には“宝

鉱山をゆく (日本には“宝"があふれている!)

  • 出版社/メーカー: イカロス出版
  • 発売日: 2012/08/09
  • メディア: ムック
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