密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

綾小路きみまろ 爆笑フォーエバー

著:綾小路 きみまろ

 

 メジャーデビューから15周年だという。綾小路きみまろの爆笑ライブを活字にしたものと、2本の対談をまとめて一冊の本にしたもの。ネタそのものが価値なので具体的な引用は控えるが、年配の夫婦をネタにしたものが多い。それなりに笑える。

 対談については、相手は2本とも女性で、林真理子とローラ。後者はちょっと意外だが、ローラは「きみまろさんが亡くなったら、私、きみまろさんの骨をペンダントにして首に下げるの」と公言するくらい親しい仲だそうだ。

 ただ、ビデオで見たりCDで聴くと抱腹絶倒だが、本ではあのLiveの勢いとリズムと会場の反応が伝わりにくい。正直、この本を読むと、綾小路きみまろという人はやはりLiveの人だな、とも思った。綾小路きみまろ好きな方には、本よりもビデオもしくは音声のものを選んだ方がいいのではないかと思った。

 

単行本、191ページ、文藝春秋、2017/7/28

 

綾小路きみまろ 爆笑フォーエバー

綾小路きみまろ 爆笑フォーエバー