密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

普通のOLが、世界中の魔法使いに弟子入りして、リアルに魔法が使えるようになった話

著:カワセケイコ

 

 陰陽師の弟子になったOLが、ペルー、バリ、インド、アメリカ、イギリスといった各国のスピリチャルな人たちに会いに行き、日本でもアイヌや南の島のシャーマンに会いに行った経験を綴った本。

 文章もマンガもいろんな意味で「普通のOL」感がある。師匠の下で瞑想からはじまってチャクラを開いてもらって修業するうちに気功を使えるようになり、他者のトラウマを解消できるようになる。今はもうできなくなったが、結界を張ったり花を降らせることもできるようになる。何より、魔法使いを探して世界各地や日本各地を巡った体験は不思議なものがそろっていて、なかなか興味深い。

 印象的だったのは、シャーマニズムや魔法の真髄は、技よりも「愛」ということ。文章は多少つたないが、気持ちはよく伝わってくるし、内容が面白い。TVドラマにしたらウケるのではないだろうか。

 

単行本、173ページ、ヒカルランド、2017/7/26

 

普通のOLが、世界中の魔法使いに弟子入りして、リアルに魔法が使えるようになった話

普通のOLが、世界中の魔法使いに弟子入りして、リアルに魔法が使えるようになった話