密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

間違いだらけ! 日本人のストレッチ - 大切なのは体の柔軟性ではなくて「自由度」です

著:森本 貴義

 

 体が柔らかいからいいとは限らない、大切なのは自分の体を意のままに操作できる自由度であり、心と体の一つ一つの経緯と向かい合いながらゴールを決めてストレッチを行うべき、と説いている本。

 呼吸に意識を置いて、きちんと鼻から据えているか、ちゃんと吐ききれているかを意識する。ストレッチによって体の各部に刺激を入れたときの体の反応に注意する。筋肉を伸ばすということは関節にも変化を強いることになる。筋繊維は縮むことが主な役割で、自ら伸びる機能は持っておらず、筋肉を伸ばすということは関節にも変化を与える。骨や内臓や血管やすべてを意識してストレッチをする。後半では52のストレッチのメソッドが写真つきで載っている。

 ストレッチそのものについての本は世の中にたくさんあり、それだけならこの本である必要はない。この本が特徴的なのは、ストレッチに対する意識を、改善し高めてくれる点になる。

 

新書、224ページ、ワニブックス、2017/8/24

 

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