密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

AI・ロボット

ChatGPT&生成AI 最強の仕事術 ―すぐに役立つ「AIツール100選」― (日経BPムック)

2022年11月末に公開された対話AI「ChatGPT」は、豊富な学習結果に基づき人間が書いたかのような自然で滑らかな文章を生成したり対話する能力を持ち、世界に大きな衝撃をもたらした。本書は、日経クロストレンドの記事からChatGPT関連のものを集めて構成した…

Python 3 エンジニア認定データ分析試験に必要な「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」

著:寺田 学、辻 真吾、鈴木 たかのり、福島 真太朗 「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」の教科書として指定されている本。線形代数をはじめとするデータ分析に必要な基礎的な数学の知識、PythonのNumpy, Pandas, Matplotlibの3つの機能、そして、Sc…

いちばんやさしいRPAの教本 人気講師が教える現場のための業務自動化ノウハウ 「いちばんやさしい教本」

著:進藤 圭 本書の特徴と概要 RPAについて、何がいいのか、どのような効果があるのか、どういう業務に向いていてどういう業務には向いていないのか、どのようなタイプの製品があるのか、それぞれの目的でどういうタイプのものを選べばいいのか、導入プロジ…

TECHビジネス大全 (日経BPムック)

編集:日経 xTECH フードTech、ファッションTech、リテールTech、FinTech、物流Tech、生産Tech、農業Tech、畜産Tech、水産Tech、インフラ・建設Tech、教育Tech、インシュアTech、医療Tech、スポーツTech、交通Tech。こういった、なんとかTechの事例をたくさん…

本当に60分で足りる。『60分でわかる! ディープラーニング 最前線』

著:ディープラーニング研究会、監修:関根 嵩之 本当に60分あれば足りる薄い本である。ディープラーニングについて書かれている。テーマごとに、見開きで、左ページが解説、右ページが図やグラフ。オールカラーで、とてもわかりやすく書かれている。 ディー…

画像処理、文字認識、テキスト分析と、Pythonでの機械学習のプログラミングが学べる。『すぐに使える! 業務で実践できる! Pythonによる AI・機械学習・深層学習アプリのつくり方』

著:クジラ飛行机、杉山 陽一、遠藤 俊輔 同じ著者の「実践力を身につける Pythonの教科書」が良かったのでこちらも買って学習してみた。 Python言語でscikit-learnとTensorflow及びKerasを活用し、データ予測、写真と動画の認識、文字認識、テキスト分析と…

図解入門 よくわかる 最新 量子コンピュータの基本と仕組み

著:長橋賢吾 量子コンピュータについて入門者向けに書かれた紹介本。従来のコンピュータは0と1の2値によるゲートのアルゴリズムによって実現されているが、量子コンピュータは「量子ビット」 (Quantum bit:キュービット) による量子の重ね合わせと2量子…

フィンテックについて一般向けに分かりやすく紹介した本。「AIが変えるお金の未来」

著:坂井 隆之、宮川 裕章、毎日新聞フィンテック取材班 「AI」という言葉が全面に出ているタイトルとなっていて、確かに技術要素としてはAIはあちこちに出てくるものの、より正確には、この本は「フィンテック」を扱ったものである。 J-Scoreのような個人情…

人工知能の作り方 ――「おもしろい」ゲームAIはいかにして動くのか

著:三宅 陽一郎 ゲームにおけるAIの活用について述べた本。技術や人工知能理論というより、コンセプトレベルの話が中心である。よって、数式を用いた論理解説やプログラミングレベルの話は無い。その一方で、概念を図表や絵に表現したものがいろいろ入って…

AIブームの中、ディープラーニングに欠かせない基礎技術。GPUについて学ぶ。『GPUを支える技術 ――超並列ハードウェアの快進撃』

(著:Hisa Ando) GPU(Graphics Processing Unit)の本。1999年にNVIDIA社がGeForace256という新型のグラフィックチップを発表。GPUという呼び方が提唱されるようになった。画像処理、科学技術計算、そしてディープ・ラーニングと、GPUはITの先端分野に欠か…

ビジネスで機械学習(AI)をやるなら知っておいた方がいいプロジェクトやソフトウェア工学面でのノウハウ。『仕事ではじめる機械学習』

著:有賀 康顕、中山 心太、西林 孝 機械学習の本は今やたくさん出ているが、この本はちょっと毛色が違う。機械学習のアルゴリズムや理論の解説もあるが、むしろ、機械学習のプロジェクトを進めるときには、どのようなことに注意すべきかについて中心に書か…

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

著:斎藤 康毅 Deep Learningの本。入口となる部分について、実に丁寧に、まるで一歩ずつ着実に踏みしめてゆくように書かれているのが特徴である。あまりに丁寧すぎて、畳み込みニューラルネットワークにたどり着くまでに200ページ以上かかっているくらいで…

詳解 ディープラーニング ~TensorFlow・Kerasによる時系列データ処理~

著:巣籠 悠輔 Deep Learningの本は今やたくさん出ているが、これは実際のプログラミングレベルの本である。特徴としては以下の通り。・実際のプログラムコードを中心にした詳しい解説が行われている・TensorFlowだけでなく、Kerasも対象になっている・CNNだ…

ロボット--それは人類の敵か、味方か――日本復活のカギを握る、ロボティクスのすべて

著:中嶋 秀朗 ちょっと大げさ気味なタイトルがついているが、ロボット工学がたどった今までの経緯、現在、今後の展望についての著者の見解を、一般向けに書いた本。技術の話については最小限にしてあり、それほど前提知識のない普通の人でも読めるような内…

実践 機械学習システム

著:Willi Richert、Luis Pedro Coelho、訳:斎藤 康毅 オープンソース・ライブラリを利用して機械学習の方法を学びたいと考えているPythonプログラマー向けの本である。具体的には、Pythonは既にインストール済みのところに、数値計算のためにNumpyとSciPy…

まるわかり! RPA

編:日経コンピュータ RPA(Robotics Process Automation)の本。ムック本サイズでオールカラー。内容的には、事例、導入論について、ツールの紹介の主に3つの内容になっている。特に事例は豊富である。 個人的に印象に残ったのは、BPRやAIを絡めた大上段な方…

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの

著:松尾 豊 人工知能について解説した本。著者は日本を代表する人工知能研究者の一人。本書は昨年出版され、専門分野を扱う本としては異例の5万部を売り上げたという。機械学習、特にディープ・ラーニングについて、それがどのようなもので、今までのAIとは…

AIの衝撃 人工知能は人類の敵か

著:小林 雅一 グーグルに買収されたディープマインド共同創業者のシェーン・レッグ氏は、「最終的に、人類はテクノロジーによって絶滅するだろう。(中略)今世紀におけるその最大の危険要因はAIだ」と語っているという。Deep Learningを中心に、人工知能研…

2020年、人工知能は車を運転するのか ~自動運転の現在・過去・未来~

著:西村 直人 障害物を検知して止まる自動ブレーキ。アクセルとブレーキを制御して車間距離を一定に保ちながら自動的に定速走行を行うACC(Adaptive Cruise Control) 。ACCに通信機能を搭載したCACC(Cooperative Adaptive Cruise Control)。前走車追従機能と…

グーグルに学ぶディープラーニング

編集:日経ビッグデータ 「これまで、確かにディープラーニングは大幅な進歩を遂げてきたといわれています。一方で、その研究成果は、コンピュータや自然言語処理、画像処理などそれぞれの分野の研究成果の集大成という側面があります。実際には、課題となる…

人工知能が金融を支配する日

著:櫻井 豊 主に資産運用業務を中心に人口知能が及ぼす影響について述べたものである。著者は旧東京銀行入行以来、金融市場におけるトレーディングや資産運用にかかわってきた経験を持つ。 アルゴリズムトレーディングは今や株式市場では当たり前のものにな…

あたらしい人工知能の教科書 プロダクト/サービス開発に必要な基礎知識

著:多田 智史、監修:石井 一夫 たくさん載っている。人工知能の技術について紹介した本。主だった内容を以下に書き出してみるが、これでも全てではなく、本当にもりだくさんである。 エキスパートシステム。レコメンドエンジン(内容に基づくものと履歴な…