密林の図書室

日々読んでいる本の備忘録を兼ねた書評と内容の概要紹介及び読書感想をまとめたブックレビューのブログです。人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものと考え、このブログを立ち上げました。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

経済・会計

副業で個人事業主になれれば特別控除65万円の節税などが可能。『オールカラー 個人事業の経理と節税のしかた』

監修:益田あゆみ 個人事業主という制度がある。以下の国税庁のホームページから「開業届」をダウンロードして記入し、近くの税務署に持っていって、継続的に収入があるといった条件を満たすことで事業を営んでいると認められれば、「個人事業主」として認め…

発展途上国の中で見えてくる。主流派の経済システムの矛盾や問題を新自由主義的に解決しているもうひとつの資本主義。『「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済 』

著:小川 さやか 「目標や職業的アイデンティティを持たず、浮遊・漂流する人生はわたしたちには生きにくいものにみえるが、タンザニアの人々はこうした生き方がもたらす特有の豊かさについて語る。それは、職を転々として得た経験(知)と困難な状況を生き…

不平等について―― 経済学と統計が語る26の話

著:ブランコ・ミラノヴィッチ、訳:村上 彩 不平等について次の3つの視点から26のテーマに分けて論じた本である。 単一のコミュニティ内での個人の間の不平等。 国や民族の間の不平等。 グローバルな不平等(個人と地域の不平等を合わせたもの) 取り上げて…

財務3表図解分析法

著:國貞克則 財務3表一体理解法の姉妹編。財務3表一体理解法が理論編で、こちらが実践編という位置づけになる。 事業とは、資本を調達して資産を取得し、その資産を売上に変え、その売上から利益を得るプロセスになる。図示すると、以下の形である。よって…

データ分析の力 因果関係に迫る思考法

著:伊藤 公一朗 データ分析手法について説明した本。数式は一切使わず、良質な事例を丁寧に解説することで、データ分析手法の特徴をわかりやすく解説している。著者はシカゴ大学公共政策大学院ハリススクール助教授。主に取り上げられているのは以下の4つの…

【増補改訂】 財務3表一体理解法

著:國貞克則 2007年に出版された同名の本の改訂増補版。一部を手直しし、その後に法改正された部分などを手直しし、英文会計について加筆したという。 この本の特徴は、仕訳の勉強を飛ばし、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書(直接CSと間接C…

21世紀の資本

著:トマ・ピケティ、翻訳:山形浩生、守岡桜、森本正史 「本研究の総合的な結論は、民間財産に基づく市場経済は、放置するなら、強力な収斂の力を持っているということだ。これは特に知識と技能の拡散と関連したものだ。でも一方で、格差拡大の強力な力もそ…

デフレの正体 経済は「人口の波」で動く

2010年に出版された後に、賛否両論を巻き起こした本のレビューです。