社会
著:坂口 孝則 人口動態の予測データ、産業構造の変化、技術の進展などから、今後、こういうところにこういうビジネス機会がある、ということを書いた本。 コンビニの飽和、シニア需要、クルマの自動運転、インフラ老朽化、代替エネルギー、スマート農業、ア…
著:井出 留美 日本の食品ロスの総量は年間632万トン。これは世界の1年間の食糧援助の総量である320万トンの2倍に迫るほどの量である。それだけ膨大な食品を日本は1国だけで廃棄している。 また、この632万トンの廃棄量のうち約半分の302万トンが消費者由来…
著:斉藤章佳 万引き依存症についての本。著者は、万引き依存症治療に取り組んでいる精神健康福祉士・社会福祉士。著者のクリニックでの経験と統計及び一般的な情報を元に書かれている。最後は万引きGメンとして有名な人との対談もある。 万引きは同じ人が何…
著:渡辺 真由子 政治家やタレントの秘密の写真が雑誌に暴かれることは以前もあった。しかし、今や一般人でも「リベンジポルノ」は身近な問題になっている。背景にあるのは、デジタルカメラやスマホのカメラ、さらにはインターネットの普及である。 データは…
著:山本 皓一 北方領土・竹島・尖閣諸島・南鳥島・沖ノ鳥島について取材を行った記録を一冊にまとめてある。 予想したほど多くはないが著者が撮影した写真もあるし、それぞれの現状や歴史の説明、安倍晋三や鈴木宗男などとの対談記録も載っている。 例えば…
著:岸 恵美子 「セルフ・ネグレクト」というのは、自分自身へのネグレクト、つまり自分や身の回りのことをせずに自己を放置・放任して健康や安全が損なわれてしまう行為のことをいう。いわゆる「ゴミ屋敷」の住人にはこのような人が多く、認知症などとも関…
著:岡田 斗司夫 「世界を支配したからって、好きなことができるわけではない。逆に揉め事を持ち込まれ、だれよりも公平であり中立であることを要求され、気に入らなくても処刑も弾圧もできず、無理にやったらいずれ滅ぼされる。それが現実の『世界征服』の…
著:セス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツ、翻訳:酒井 泰介 とても面白い本だった。今や多くの現代人は、何か困ったことや、気になることがあると、まずネットで検索する。したがって、スマホやパソコンで、どこから、どういう人が、いつ、どういうキーワ…
著:坂東忠信 「共に日本を盛り上げ、ともに世界に貢献できる日本国民であることを喜び合える他民族出身の帰化人や、共に日本に住む仲間であることを喜び合える外国人なら、日本人の多くはその共存共栄を拒否することがないどころか、むしろ歓迎し調和を喜ぶ…
著:小野 裕子 整理・整頓の本。モノというよりは、書類や思い出の記録や各種情報といったものの整理方法について書かれてある。「ライフファイリング」というのはそのような意味である。 整理と整頓は違う。ToDoリスト。ファイリングの基本動作は、捨てる・…
著:ジャレド・ダイアモンド、ユヴァル・ノア・ハラリ、リンダ・グラットン、ダニエル・コーエン、ニック・ボストロム、ウィリアム・J・ペリー、ネル・アーヴィン・ペインター、ジョーン・C・ウィリアムズ、インタビュー:大野 和基 世界的な知の巨人8人にイ…
著:長吉 秀夫 一瞬「え?」と思った。世の中、いろんな新書が氾濫しているが、こういうものもあるなんて。もっとも、本を読むだけなら合法だし、中毒症状も起こさないだろうと思ってモノは試しと思って読んでみた。ポジティブな視点から大麻について解説し…
著:牟田 和恵 数年前に出版された本だが、上級官僚や地方の政治家まで次々セクハラ辞任に追い込まれている昨今のニュースを照らし合わせてみるにつけ、この本で説いている内容の重要性はむしろ増しているように思われる。タイトルはウリを狙ったようなノリ…
著:小島 道一 例えば自動車をとると、輸出台数のうちの21.8%が中古車であり、日本で使われなくなった自動車の約3分の1が中古車として海外で使われているという。廃プラスチック、鉄くず、古紙、電化製品、石炭灰、古タイヤ、使われなくなった船と、国境を…
著:エマニュエル・トッド、訳:堀 茂樹 「個人の自立は、何らかの社会的な、あるいは公的な援助制度なしにはあり得ません。より大きな社会構造があって初めて個人の自立は可能になります。『個人』とより大きな『社会構造』には、相互補完関係があるのです…
編集:『おかんメール』制作委員会 シリーズで45万部を突破したという。「おかんメール」シリーズの一冊。実際は、メールはあまりなく、LINEが多い。写真もたくさんある。インスタ映え?向きの写真も。ネタバレになるので詳しくは書かないが、タイプミスのよ…
著:サンデー毎日取材班 雑誌の連載を本にしたもの。貧困に苦しむ高齢者たちの実態をレポートし、そのようにならないようにするにはどうすればよいのか、というアドバイスがつづられている。 高齢者になると、収入面で2つの考慮しておかなければならない段階…
著:磯山 友幸 「値下げ競争を続けていると、消費者は製品に敬意を示さなくなる。10ドルで売っているようなブランドの製品を妻や友達にプレゼントするような人はいない」。 「日本メーカは価格を重視して戦略を立てているが、それではダメだ。価格主導で需要…
著:河合 雅司 ベストセラーになった「未来の年表」の第2弾である。前著とは切り口が少し変わっているが、テーマ自体は、空き家がたくさんできる、宅配をやる人がいなくなる、中小企業の後継者が不足するというように、少子高齢化が進めば日本や私たちはどう…
著:芹澤 健介 日本にいる在留外国人は2017年6月現在で247万人で、総人口の1.9%を占めている。在日朝鮮・韓国人は減っているが、全体的には増加傾向にある。外国人労働者という分類では128万人で、この10年で2.6倍に増えた。技能実習の名目で工場や農家で働…
著:ブランコ・ミラノヴィッチ、訳:村上 彩 不平等について次の3つの視点から26のテーマに分けて論じた本である。 単一のコミュニティ内での個人の間の不平等。 国や民族の間の不平等。 グローバルな不平等(個人と地域の不平等を合わせたもの) 取り上げて…
著:溝口 敦 「あるいはグレービジネスから学ぶものなどないと峻拒される方もおられよう。しかしグレービジネスもオモテのビジネスもいかに顧客に満足してもらい、長期にわたって安定的に多く稼げるか、を目的としている。オモテもグレーも同じように経営努…
著:藤崎 童士 熊本県の動物愛護センターでの「かつての」犬猫処分や保護の様子を書いたものである。残酷な場面がいくつも出てくる。 ただ、いろいろな努力が重ねられ、2016年には熊本県動物愛護センターの犬猫の殺処分は大幅に減少したという。よってこの本…
著:瀬谷ルミ子 「日本が言うから、信頼して武器を差し出すんだ。アフガニスタンの民を無差別に空爆しているアメリカやイギリスに言われたら、撃ち殺してやる」(武装解除の説得に応じたアフガニスタンの兵士)。 ボスニア・ヘルツェゴビナ、ルワンダ、シエ…
著:宮本 雅史 中国人が日本の水源地である森林を買い、対馬で韓国人が土地を買いあさっていることはネットで何度か読んで危機感を抱いてはいた。しかし、まさかここまで深刻な事態になっているとは知らなかった。中国では、既に「北海道は中国の32番目の…
著:金成 隆一 「この5つ(の製鉄所などの閉鎖)だけで3万人の雇用が消えた。人間は仕事がなきゃ幸せになれない。日本人も同じだろう、なあ?」「この辺じゃブルーカラーはみんな民主党支持者だったが、アメリカは自由貿易で負け続け、製造業はメキシコに出…
著:所 正文、小長谷 陽子、伊藤 安海 高齢者の交通事故について3人の識者が様々なデータや研究成果を踏まえて論じた本である。 わが国の年間交通事故死者に占める65歳以上の割合は、高齢化の進展とともに年々上昇を続け、2015年には56%に達している。この…
著:藤木 TDC 2011年8月に発売された「アダルトビデオ最尖端」という本に加筆修正を加え、雑誌の記事をベースにした新章を加えて文庫版として再発売された本である。著者はフリーライター。 内容は、1990年代から2000年代にかけてのいわゆるアダルトビデオ分…
著:米山 伸郎 人口は少ないのにハイテク業界やソフトウェア産業において世界的な存在感があるイスラエルの秘密について歴史的な経緯についても触れながら解説した本。著者は日本の中小企業の海外展開を支援するコンサルティング事業兼商社のビジネスマン。 …
著:吹浦 忠正 日の丸をはじめとする国旗にまつわる話やエピソードについて書かれた本。著者は1964年の東京オリンピックで国旗の担当を務め、1998年の長野五輪でも儀典担当顧問を務めた。最初の8ページの口絵部分のみカラー印刷。 東京五輪と長野五輪では「…