密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものと考えており、このブログを立ち上げました。日々読んできた本の備忘録を兼ねた書評と内容の概要紹介及び読書感想をまとめたブックレビューのブログです。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

数学・統計

テキスト・マイニング技術と機械学習で明らかになった売れる小説の原理。『ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム 』

著:ジョディ・アーチャー、マシュー・ジョッカーズ、監修:西内啓、訳:川添節子 テキストマイニングと機械学習を用いて、アメリカでベストセラーになった小説とあまり売れなかった小説をコンピュータで比較。売れる小説というのはどういう特徴を備えたもの…

無限 (岩波科学ライブラリー)

著:イアン・スチュアート、訳:川辺 治之 無限について、昔の哲学的な主張も紹介しながら、エッセイ風に紹介した本。著者はイギリスの学者。最初に、無限に関する以下の9つの課題が載っている。 ・最大の数:∞=∞+1の両辺から∞を引くと、0=1? ・正方…

ツキの法則―「賭け方」と「勝敗」の科学 (PHP新書)

著:谷岡 一郎 面白かった。確率統計の凄さを教えてくれる本としては、「その数学が戦略を決める」と並ぶくらい面白い。いや、対象を勝負事に絞ってじっくり検討しているという点では、むしろこちらの方が実際には含蓄があり、役に立つかもしれない。 確率、…

検索のためにネットに打ち込む言葉に吐露されている人々の心の闇と本音の解析結果が特に秀逸。「誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性 」

著:セス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツ、翻訳:酒井 泰介 とても面白い本だった。今や多くの現代人は、何か困ったことや、気になることがあると、まずネットで検索する。したがって、スマホやパソコンで、どこから、どういう人が、いつ、どういうキーワ…

図解 ベイズ統計「超」入門図解 ベイズ統計「超」入門

著:涌井 貞美 マーケティング、ゲーム理論、人工知能、意思決定の推論。現代において大変重要なベイズの理論を、徹底的にやさしく、懇切丁寧に解説した本。多色刷りで、図解や絵が多く軽刺されている。 同時確率と条件付き確率。加法定理と乗法定理。ベイズ…

サンプリングって何だろう――統計を使って全体を知る方法 (岩波科学ライブラリー)

著:廣瀬 雅代、稲垣 佑典、深谷 肇一 「サンプリングとは簡単にいうと、数が多すぎたり、規模が大きすぎたりして全容の把握が難しい対象の特徴を、全体から抜き取った一部を調べることによって明らかにする方法です」。 サンプリングの本。統計学、社会学・…

統計学が最強の学問である

著:西内 啓 大ベストセラーになった統計学の本。その有用性について実用面から解説している。果たしてどこまで一般向きといえるかどうかはともかく、ポイントを押さえながら幅広い説明を行っており、内容的自体はとても良い本です。 前半は、あみだくじやコ…

不平等について―― 経済学と統計が語る26の話

著:ブランコ・ミラノヴィッチ、訳:村上 彩 不平等について次の3つの視点から26のテーマに分けて論じた本である。 単一のコミュニティ内での個人の間の不平等。 国や民族の間の不平等。 グローバルな不平等(個人と地域の不平等を合わせたもの) 取り上げて…

「日本統治下の朝鮮 - 統計と実証研究は何を語るか」について

著:木村 光彦 大日本帝国の一部だった頃の朝鮮半島の経済について、朝鮮併合から日本の敗戦による統治の終了まで、さまざまなデータを駆使して説明した本。日本が去った後に、南北朝鮮がその遺産をどのように生かしたかについても書かれてある。 韓国や北朝…

異端の統計学 ベイズ

著:シャロン・バーチュ マグレイン、訳:冨永 星 自動翻訳、音声認識、金融取引、スパムメール退治、天文学、遺伝子工学、テロ対策、ロボット工学、人工知能、海洋生物調査、レコメンド・フィルター、医学研究、軍事、Eコマース、神経生理学、暗号解読、他…

武器としての人口減社会 国際比較統計でわかる日本の強さ

著: 村上 由美子 最近、人工知能(AI)やロボットの発展によって、将来、現在人間がやっている仕事がたくさん奪われるという説が広まっている。また、情報通信技術(ICT)の活用による生産性の向上によっても職が減る事態が懸念されている。しかし、著者は、こ…

「偶然」と「運」の科学

偶然が宇宙を支配するもっとも基本的な法則であることを教えてくれる科学の読み物。