密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

品質管理・工程管理・人間工学

プロジェクトの立ち上げ、課題やリスクの整理、チーム形成、実行、振り返りまでをわかりやすく解説。「図解プロジェクトを成功させる技術」

著:芝本秀徳 プロジェクト管理の基本についてやさしく説明した本。主人公の三木ヒトミと関西弁の上村課長が登場するマンガによる簡単なストーリー仕立てになっている。同時に、いくつかの基本的な手法の説明と図解が掲載されている。 そもそもプロジェクト…

予定通り進まないプロジェクトの進め方

著:前田考歩、後藤洋平 プロジェクトマネージメントについての本。最大の特徴は、「プロジェクト譜」(略して「プ譜」)という俯瞰図を提唱して説明しているところになる。プロジェクト譜というのは、以下のような図式したものになる。 全体的な目次として…

つながりをネットワークとして科学する。「私たちはどうつながっているのか―ネットワークの科学を応用する 」

著:増田 直紀 人や社会におけるつながりのネットワークについて科学的な理論に基づいて解説した本。2007年出版の本であるため、ところどころ古さを感じるが、基本的な考え方についてはむしろSNSがより生活に浸透した今の方がより説得力と重要性を持って理解…

OODA LOOPとは何か?PDCAとは何がどう違うのか?「OODA LOOP(ウーダループ)―次世代の最強組織に進化する意思決定スキル」

著:チェット リチャーズ、翻訳:原田 勉 OODAとは、1990年代に、従来の「国対国」の戦争理論だけでは解決できないテロ組織との闘いなどに対応するためアメリカ軍で生まれた理論である。 ただし、この理論に共通するものは、孫氏の兵法、宮本武蔵、第二次世…

イラスト図解 スマート工場のしくみ IoT、AI、RPAで変わるモノづくり

著&編集:川上 正伸、竹内 芳久、新堀 克美、松林 光男 結論から書くなら、この本は、タイトルから期待される内容とは少し違う。確かに、後半では、IoT, AI, RPAが出てくるが、全体に占める割合は多くない。 むしろこの本の良いところは、今までの工場の生…

物流が一番わかる (しくみ図解)

著:齋藤 正宏 モノがからむ限り、物流はどこにでもある。物流の役割は、「適切なモノ(数量を含む)を、適切な場所に、適切な時間に、適切な条件(品質)で、適切なコストで顧客に届けること」にあるという。そのためには、購買、製造、物流、マーケティン…

基礎からわかるISO9001:2015

監修:平川雄典 ISO9001は品質管理のプロセスのルールを定めるものである。1987年に初版が登場して以降、適時改訂されてきた。最新は2015年版で、既にISO9001を取得している企業・団体・組織は2018年6月末までに移行審査を受け、2018年9月14日までに2015年版…

なるほど! これでわかった 図解 よくわかる これからのヒューマンエラー対策

著:吉原 靖彦 製造現場におけるヒューマンエラーの発生要因について説明し、どのような対策を行えばよいのかを、一般論として解説した本。 ヒューマンエラーが起きる原因は、大きく以下の3種類があるとされる。特に、疲労は大敵である。 人間的な側面 作業…