密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げました。日々読んできた本の備忘録を兼ねた書評と内容の概要紹介及び読書感想をまとめたブックレビューのブログです。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

(個人整理用Tag)

MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ

著:日高 洋祐、牧村 和彦、井上 岳一、井上 佳三 MaaS(Mobility as a Service)。移動が関係するすべての要素を統合的なサービス基盤として見立てた概念である。 自動車産業における代表的な4つの技術的革命を指すCASE(Connected, Autonomous, Sharing, Elec…

VR for BUSINESS ─ 売り方、人の育て方、伝え方の常識が変わる(できるビジネス)

著:株式会社アマナVRチーム ちょっと前の本なので、Amazonの中古商品で安めに買った。Virtual Realityについての本。すべて白黒印刷なのが残念だが、VRゴーグルなどの写真は適時入っている。 VRに対する見方は、体験した人とそうでない人で大きく変わるとい…

「しょぼい起業で生きていく」のは、確かに起業のハードルは低いかもしれないが、それで生きていくのはそう簡単ではないかも

著:えらいてんちょう しょぼくたって、人は生きていけます。何も悲観することはありません。よく生きづらい社会だと言われますが、うまく使えば、社会はあなたに牙をむいてくることはありません。生きていくための固定費を減らしましょう。自分のできるアル…

図解でわかるアジャイル・プロジェクトマネジメント (SCC Books 389)

著:鈴木 安而 アジャイル開発でプロジェクトマネジメントというのが気になって手に取った。著者は日本IBMなどで働いていた経験がある。 アジャイルでプロジェクトマネジメントがどう変わるか、プロジェクト手法の大まかな種類の解説、アジャイルのプロジェ…

バーチャルリアリティ(Virtual Reality)についてやさしくまじめに解説した本。「トコトンやさしいVRの本 (今日からモノ知りシリーズ)」

監修:廣瀬 通孝、編集:東京大学バーチャルリアリティ教育研究センター VR(Virtual Reality)の本。初心者向けの入門書。テーマごとに見開きで、右ページが解説、左ページが図解という構成で、やさしく書かれてある。 現代のVR技術が開花するまでどのような…

一生使えるプレゼン上手の資料作成入門 一生使えるシリーズ

著:岸 啓介 ビジネスマン向けに、プレゼン用の資料作りの基本について解説した本。この本自体も、とても見やすく、わかりやすく構成されている。本書で伝えている主要なポイントは以下の7つになる。 メッセージを考える 相手のメリットを考える ストーリー…

在庫は企業にとって、コレステロールのようなもの。図解入門ビジネス 最新在庫管理の基本と仕組みがよ~くわかる本[第3版] (How-nual図解入門ビジネス)

著:湯浅和夫、内田明美子、芝田稔子 著者によると、会社にとって「在庫はコレステロールのようなもの」だという。在庫は適正に管理すべきであって、不良在庫が多発するのは避けなければならない。 在庫管理についての本。これが第3版。昨今の物流を担う運送…

OODA LOOPとは何か?PDCAとは何がどう違うのか?「OODA LOOP(ウーダループ)―次世代の最強組織に進化する意思決定スキル」

著:チェット リチャーズ、翻訳:原田 勉 OODAとは、1990年代に、従来の「国対国」の戦争理論だけでは解決できないテロ組織との闘いなどに対応するためアメリカ軍で生まれた理論である。 ただし、この理論に共通するものは、孫氏の兵法、宮本武蔵、第二次世…

ウルトラ図解 関節リウマチ: 病気を進行させない早期対応と治療の最新知識

監修:宮坂 信之 関節リウマチは、関節包の内部にある滑膜で免疫細胞が間接組織を破壊することで発生する。ただ、初期の段階では、間接の変形はいきなり現れるわけではなく、こわばりや関節のはれが起き、倦怠感や微熱がある。 関節炎の痛みや腫れは、複数の…

元号と日本人

著:プレジデント書籍編集部、監修:宮瀧交二 改元のタイミングでいくつか登場した元号に関する本のうちの一冊。最初に、元号とはという説明があり、その後は日本の歴史を元号ごとにたどった内容になっている。 令和が決まる前に書かれていて、年号の決定方…

成功する人の話し方 7つの絶対法則(Pitch Perfect)

著:ビル・マクゴーワン、アリーサ・ボーマン、翻訳:小川 敏子 「人生のここぞという瞬間には、なにをするかではなく、なにを言うかが決め手となることが少なくない」。 話し方・伝え方の基本について解説した本。著者は元々はジャーナリストだが、そこで学…

ヘルベルト・ブロムシュテット自伝 音楽こそわが天命

著:ヘルベルト・ブロムシュテット、インタビュアー:ユリア・スピノーラ、翻訳:力武京子、監修:樋口隆一 90歳になりながら、世界各地で年間80回のコンサートを行っている指揮者ブロムシュテットについて、対談を中心に紹介した本。厳格なアドヴァンティス…

ユニークな動物写真の数々。「おかしな生きもの写真館」

編集:ポール・ジョインソン・ヒックス、トム・サラム Comedy Wildlife Photography Awardsという動物のユーモア写真コンテストの傑作選を集めた写真集。 速度制限の標識の前で立ち止るチータ。 獲物を捕らえるつもりで雪に頭ごと突っ込んでしまったキツネ。…

なぜか生きのこったへんな動物 (おもしろ動物世界地図)

著:今泉 忠明 「へん」だからこそ、生きのこることができました。たくさんの「へん」が地球を豊かにしているのです。 最近増えている、子供向けに興味を引くおもしろ動物を紹介した一冊。子供向けを想定して、絵を多用し、漢字にはルビをふってやさしく書か…

日本プラモデル六〇年史 (文春新書)

著:小林 昇 日本のプラモデルの歴史を振り返った本。いわゆるプラモデルは、進駐軍や海外渡航が制限されていた中でアメリカに出張した日本人などによって持ち込まれた。日本でポリスレチンの製造が始まったのは昭和32年。それまでの日本のおもちゃはセルロ…

世界史を変えた新素材 (新潮選書)

著:佐藤 健太郎 金、陶磁器、コラーゲン、鉄、紙(セルロース)、炭酸カルシウム、絹(フィブロイン)、ゴム(ポリイソプレイン)、磁石、アルミニウム、プラスチック、シリコン。人類の進歩において重要な役割を果たした素材を選び、それぞれの研究と応用…

Google, Amazon, Facebook, Apple, Uber, 他。 「プラットフォーマー 勝者の法則 コミュニティとネットワークの力を爆発させる方法」

著:ロール・クレア・レイエ、ブノワ・レイエ、翻訳:根来 龍之、門脇 弘典 「ウーバーは世界最大のタクシー会社だが、クルマを一台も所有していない。フェイスブックは世界一の人気メディアだが、コンテンツをまったく生み出さない。アリババは世界一の流通…

『章説-トキワ荘の青春』(中公文庫)

著:石ノ森 章太郎 石ノ森章太郎がトキワ荘時代を語った本。2008年に出版されたものを再構成して再販したもののようだ。漫画的な挿絵が時々載っているが、あくまでも文字で書かれている。 子供のころから最大級の読者であり支えてくれた3歳違いの姉が23歳に…

がんを宣告されたら。対処の基本は、不安と痛みの正体を、可視化すること。『がんを生きぬくお金と仕事の相談室』

著:辻本由香 一生の間に2人に1人ががんになる時代である。がんになったからといって、早期発見であれば、必ずしも死ぬとは限らない時代でもある。 しかし、がんになると様々な不安や心身の苦しみに囲まれる。医学的なことは医者と相談しながら進めること…

バリュー・プロポジション・デザイン 顧客が欲しがる製品やサービスを創る

著:アレックス・オスターワルダー、イヴ・ピニュール、グレッグ・バーナーダ、アラン・スミス、訳:関 美和 「ビジネス・モデル・キャンバス」と「バリュー・プロポジション・キャンバス」を用いることで、ビジネスモデルのアイディアを検証しながらデザイ…

患者を抱え込む「なんちゃって専門医」「プライド高き専門医」にご注意。『その診断を疑え! 』

著:池谷 敏郎 著者が院長を務める内科・循環器科専門のクリニックには、いくつも病院を替えて渡り歩く患者が数多く来るという。どうしてそのような患者が世の中に大勢いるのか、その背景には何があるのか、セカンドオピニオンのあり方や病院選びの基準など…

教科書的な位置づけでよくまとまっているので、IoT全般について偏りなく学びたい人に最適。『IoT技術テキスト 基礎編 [MCPC IoTシステム技術検定基礎対応]公式ガイド 』

編:モバイルコンピューティング推進コンソーシアム、 監修:岡崎正一 「IoTシステム技術検定」というのがあり、その基礎編に対応したテキストである。特にその検定を受ける予定は無いのだが、この本は検定対策向けということで、結果として、IoT全般の技術…

フェルメールの生涯解説などは姉妹編の方に書いてあるのでそちらを参照してもらうという前提の『フェルメール作品集』

著:小林 頼子 本書の冒頭でも触れられているように、フェルメールは今や日本でもっとも人気のある西洋画家の一人になっている。本書では、真作として32作品を、すべて見開きで見右ページに作品のカラー印刷、左ページに簡単な解説文という形で紹介してある…

技術用語は少なくエンジニアかどうかは関係なく物流業務の理解に役立つ。『 エンジニアが学ぶ物流システムの「知識」と「技術」』

著:石川 和幸. 物流の仕組みについて解説した本。「エンジニアが学ぶ」とあるように、物流の専門家というよりはこれから物流のシステムに関係しなければならない人の教科書的なものを想定して書かれているが、実際は技術用語は一般常識的な範囲であり、エン…

Node.jsを最初の一歩から学ぶ。『Node.js入門 ~ サーバーサイドJavaScriptを根本から理解する』

著:中野 仁 Node.jsとは、サーバサイドJavaScriptの実行環境である。JavaScriptがわかっていれば理解が容易で、非同期環境とHTTPサーバによって実現するようなサーバサイドのプログラミング環境が容易にできる。しかもイベント駆動型でシングルスレッドの非…

つい手元に置いておきたくなる一冊。オールカラー。『復元CG 日本の城』

監修:三浦 正幸 天守閣が現存している城はいくつかある。かろうじて門など建物の一部が残っている城もある。一部であれば石垣だけが残されている城はけして少なくない。しかし、すべての城郭が残っている城は無い。多くの建物は明治時代に廃墟になり、取り…

丁寧なイラストによる解説。『オールカラー 徹底図解 日本の城』

著:香川 元太郎 城の本。全国百名城というようなタイプの本ではなく、城の役割や地形との関連や構造について解説したものである。 特徴としては、「徹底図解」とあるように、イラストレーターでもある著者が描き上げたイラストを豊富に掲載し、ビジュアル的…

意味をイメージして理解する。『目で見る英文法 前置詞ダイヤル』

著:晴山 陽一 英語をイメージによって理解しようというコンセプトの本が最近増えているが、これもその一冊である。 以下のような感じで、まず、前置詞ひとつにつき、時計のような右回りの回転でまとめた一枚の図がある。そして、それぞれ例文が複数掲載され…

森山大道『にっぽん劇場写真帖』

著:森山大道 1968年に発刊された森山大道の写真集『にっぽん劇場写真帖』が改めて出版された。重厚な大型本で、印刷も良く、巻末にはひとつひとつの作品についてのデータや初出一覧も掲載されており、丁寧に仕上げられている。当然、森山大道の言葉もあるし…

一人の天才が引っ張るのではなく、チームのモチベーションを刺激する時代。『チームを動かすファシリテーションのドリル』

著:山口 博 現代は一人ひとりの個性と自主性を尊重する時代である。昔に比べれば、怒鳴り、なだめすかして、ぐいぐいひっぱるという独裁者的なリーダーが通用する場面は限定的になってきていると思う。 この本は、組織の内外の人々の一人ひとりを尊重しなが…