密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

2018-09-15から1日間の記事一覧

今まで地球上に登場した種の99.9%は既に絶滅している。「わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑 」

著:丸山貴史、監修:今泉忠明、イラスト:サトウマサノリ&、エタケヨーコ、海道健太 今まで地球上に登場した生物の種のうち99.9%が絶滅しているという。よく売れているようなので、読んでみた。カラフルでコミカルな感じのイラストと大きめの字で、子供で…

日本の捕鯨の歴史を知る。「くじら取りの系譜―概説日本捕鯨史」

著:秋道 智彌 日本の捕鯨の歴史を紹介した本。地方によってかなり差はあるものの、主要な漁場を中心にみるとざっと以下のような歴史をたどったようだ。・縄文時代:イルカは獲っていた跡がある。鯨については骨は出てくるものの漂着したものを利用しただけ…

藤田嗣治作品集

著:清水 敏男 独特の乳白色の作品などで絵画の歴史に名を遺した藤田嗣治(1886-1968)の作品をその生涯とともに紹介した画集。 東京美術学校を卒業し、1913年にパリへ渡る。1921年にサロン・ドートンヌで発表した「裸婦」「自画像」「私の部屋」の3作が高い…

セルフ・ネグレクトについての本。「ルポ ゴミ屋敷に棲む人々」 (幻冬舎新書)

著:岸 恵美子 「セルフ・ネグレクト」というのは、自分自身へのネグレクト、つまり自分や身の回りのことをせずに自己を放置・放任して健康や安全が損なわれてしまう行為のことをいう。いわゆる「ゴミ屋敷」の住人にはこのような人が多く、認知症などとも関…