密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

2018-07-14から1日間の記事一覧

地震、噴火、土砂崩れ、津波。災害に見舞われ続けてきた日本。「天災から日本史を読みなおす - 先人に学ぶ防災 」

著:磯田 道史 「300年前のこの古文書は我々に物語る。老人・子どもは災害時の低体温症にとくに弱いこと。年長者は責任ある言動をしなければならないこと。疲労困憊時には弱気になり判断が鈍ること。我々はこれらを自覚して、老いも若かきも、最後まで避難を…

補給と兵站、シーレーン攻防に見る敗戦の本質。「太平洋戦争 日本の敗因〈1〉日米開戦 勝算なし」

編集:NHK取材班 「日本軍は開戦当初、アメリカの潜水艦をなめていたため、輸送船の護衛体制を致命的におろそかにした」。 本書の主役は、真珠湾攻撃でも、ミッドウェーでも、硫黄島でも、カミカゼでも、広島・長崎でもない。ずばり「シー・レーン」である。…