密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

2018-04-16から1日間の記事一覧

「間違いだらけのクルマ選び」で有名になった徳大寺有恒が、自伝を兼ねて最晩年に書いた本。『駆け抜けてきた: 我が人生と14台のクルマたち』

著:徳大寺 有恒 「いま、あらためて振り返ってみれば、人生というものは、過ぎ去った一つひとつの事柄を否定することなどできないと、つくづく思う。私はレーシングドライバーになって首になり、その後商売をはじめて膨大な借金をつくった。挙げ句、体を壊…

日本の伝統 発酵の科学 微生物が生み出す「旨さ」の秘密 (ブルーバックス)

著:中島 春紫 「発酵と腐敗を区別するのは科学ではなく、文化である」(小泉武夫)という。食品を保存し、うまみを引き出し、消化吸収と栄養価を向上させる。発酵という言葉の定義はあいまいで、細菌による発酵をともなわない紅茶の発酵も発酵とされるが、…