密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

2018-03-24から1日間の記事一覧

パイナップルの歴史 (「食」の図書館)

著:カオリ・オコナー、翻訳:大久保 庸子 パイナップルは世界的にバナナに次いで最も食されている熱帯果実である。そのままで、あるいは缶詰やジュースやカクテルとして、いろいろな料理に添えるものとして、利用されている。 西洋人がこの果物と出会ったの…

遠野物語 (光文社文庫)

著:森山 大道 森山大道は不思議な写真家だ。美人を撮るのでもなければ、美しい景色を美しく撮るということもなく、いったい何が映っているのかよくわからないものすら珍しくない。そうして、「アレ・ブレ・ボケ」と評される写真を世に送り続けてきた。この…

極めろ!リーディング解答力 TOEIC TEST Part 7 (イ・イクフンのstep by step講座)

著:イ・イクフン 同じシリーズのPart5&Part6対策編が良かったので、こちらも購入した。こちらは、Part7だけを対象に絞っている。そして、かなりの量がある。少なくとも、量をこなすという点では、文句がない。通常の読解問題だけではなく、強化ポイントに…

極めろ!リスニング解答力TOEIC TEST―韓国でシリーズ170万部突破!英語のカリスマ イ・イクフンのStep by Step講座

著:イ・イクフン リーディング解答力の2冊が見事だったので、結局こちらも買ってやってみた。結論としては、このリスニング解答力もなかなか有意義な内容だった。 各パート別に傾向をきちんと分析した上でうまく整理してあるので、何のためにこれを学習する…

図解入門業界研究 最新化学業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第5版]

著:田島慶三 「しかし、ある化学分野が縮小しても、化学会社が一緒になくなっているわけではありません。化学会社は蓄積した力に、新たな科学技術を積み重ねて新しいニーズに対応した化学工業分野を生み出してきたのです。それが、日本の化学産業を支えてき…

もっと知りたい尾形光琳―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

著:仲町 啓子 尾形光琳(1658-1716)の生涯を代表作の解説とともに紹介した本。オールカラーでムック本サイズ。ページ数は少ないが、ビジュアル的にわかりやすい構成になっている。 代表作である「燕子花図屏風」や「高白梅図屏風」はもちろん、狩野派の影響…

満願

著:米澤 穂信 短編集。山本周五郎賞受賞。6つの作品が収められている。夜警、死人病、柘榴、万灯、関守、そして満願。 6つの作品はそれぞれ個性も登場人物も設定も違うが、いずれも粒ぞろい。あまりの展開に、読みながら言葉を失い、鳥肌が立った。確かに…