密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

2018-02-10から1日間の記事一覧

本当においしい牛肉とは何か。等級制度からは見えない真実。『炎の牛肉教室』

著:山本 謙治 例えば、その牛肉がA5等級だったらおいしいか、というとそのようなことは無いという。著者は、牛肉の味は次のような公式によって決まると主張している。 (牛の品種 X 餌 X 育て方)X 熟成 = 牛の肉の味 掛け算なのだから、()は要らないの…

敗戦直後の混乱とどさくさ。「終戦直後の日本 教科書には載っていない占領下の日本」

著:歴史ミステリー研究会 玉音放送の後に特攻へ飛び立った人たち。8月15日以降もソ連の対日参戦などで帝国陸海軍は18万の死者を出している。多くの人が恐れた米軍の上陸の日。がれきとなった日本軍の飛行機がところ狭しと置かれている厚木飛行場。喜びを爆…

もっと知りたいセザンヌ 生涯と作品

著:永井 隆則 「セザンヌが私の唯一の先生だった。...私は何年も彼の絵を研究した。...セザンヌはまるで皆の父親のような存在だった。私たちは彼に守られています」(ピカソ) ポール・セザンヌ(1839〜1906年)についての本。大きく変貌を遂げる19世紀のパ…