密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド (Informatics&IDEA)

著:佐々木 拓郎、林 晋一郎、瀬戸島 敏宏、宮川 亮、金澤 圭 ITの世界においてクラウドの存在感がどんどん高まっている中で、書籍も次々出版されている。この本は、オンプレ環境からクラウドの中でもトップシェアを持つAWS(Amazon Web Services)への移行を…

若くして卵巣と子宮を全摘出した困難を乗り越えて。 麻美ゆまのメッセージ。「Re Start ~どんな時も自分を信じて~」

著: 麻美ゆま 少し前の本だが、以前から気になっていたので読んでみた。著者は、人気の元AV女優でTVでも活躍した麻美ゆま。卵巣境界悪性腫瘍が見つかり、若くして卵巣と子宮を全摘出。つらい抗がん剤治療も経験している。 本名は「さやか」。日本で最初のフ…

「宇宙戦艦ヤマト」の真実

著:豊田有恒 「宇宙戦艦ヤマト」(以下、ヤマト)は、例えば「銀河鉄道999」のように、マンガの原作があったわけではない。本書は、「ヤマト」の基本ストーリー設定の作成を担当し、作品の監修も行った著者が、プロデューサーの西崎義展との関係を中心にそ…

松本零士 大解剖

著:松本零士 松本零士作品の解説本。ムック本サイズ。主に取り上げられているのは、『宇宙海賊キャプテンハーロック』『宇宙戦艦ヤマト』『クイーンエメラルダス』『銀河鉄道999』『1000年女王』である。 それぞれの作品が各所に引用され、ストーリーや相関…

ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃

著:小林 雅一 タイトル通りの本。ノーベル賞受賞が確実視されているエマニュエル・シャルパンティエ(Emmanuelle Marie Charpentier)とジェニファー・ダウドナ(Jennifer Anne Doudna)の女性2人の共同チームが試験管内でクリスパー(CRISPER)によるDNA編集に成…

鉱山をゆく (日本には“宝"があふれている!)

日本の現役鉱山や廃坑についての情報を集めた本。施設や遺跡を見学できる場所や、鉱物収集に適した場所、鉱山マップ、日本の鉱山史、といった情報も載っている。ムック本サイズ。写真が豊富。全体の3/5くらいがカラー印刷となっている。 現役で世界でも最も…

ピアノの名曲 聴きどころ 弾きどころ

著:イリーナ・メジューエワ 「モーツァルトは(楽器を演奏する)手の感覚よりも歌を基本に考えていた人だと思います。大切なのは、声の美しさ、息、あるいは響き。キャラクターの心の動き、顔の表情。ジェスチャー。そっちのほうが大事なんですね。それをど…

図解でなっとく! トラブル知らずのシステム設計

IT

著:野村総合研究所、著:エアーダイブ Webのトランザクションシステムを作る場合にセッションやSQL文を使うときの留意点を、マンガと図解でやさしく説いた本。 内容的には、画面表示における、全件表示・一部表示・ページングの使い分け、Web画面で「戻る」…

心を開かせる技術

著:本橋 信宏 「人間は、自分の話を真剣に聞いてくれる相手こそ、最良のパートナーだと思う習性があります」 「話し手にしてみれば、この男は本気で聞いてくれているようだ、と思い、話に身が入るものなのです」。 「バブル焼け跡派」を自任するライターの…

世界のアーケード

著:水野 久美 タイトル通りの本。本書の最初の方の説明によると、アーケードが登場したのは19世紀のイタリアだというから、比較的新しい。雨で濡れる心配がなく快適にショッピングできることから各地に広まったらしい。この本では、世界各地の39のアーケー…

CD付 BeNative! 金融の英語

著:株式会社SMATOOS 「金融の英語」となっていますが、金融英語を体系的に学ぶための教材ではありません。いろいろな講演やインタビューを集めて一冊の本にしたものです。もちろんCD付きです。 学習者向けにやさしくしたものではありませんから、容赦のない…

本当においしい牛肉とは何か。等級制度からは見えない真実。『炎の牛肉教室』

著:山本 謙治 例えば、その牛肉がA5等級だったらおいしいか、というとそのようなことは無いという。著者は、牛肉の味は次のような公式によって決まると主張している。 (牛の品種 X 餌 X 育て方)X 熟成 = 牛の肉の味 掛け算なのだから、()は要らないの…

敗戦直後の混乱とどさくさ。「終戦直後の日本 教科書には載っていない占領下の日本」

著:歴史ミステリー研究会 玉音放送の後に特攻へ飛び立った人たち。8月15日以降もソ連の対日参戦などで帝国陸海軍は18万の死者を出している。多くの人が恐れた米軍の上陸の日。がれきとなった日本軍の飛行機がところ狭しと置かれている厚木飛行場。喜びを爆…

もっと知りたいセザンヌ 生涯と作品

著:永井 隆則 「セザンヌが私の唯一の先生だった。...私は何年も彼の絵を研究した。...セザンヌはまるで皆の父親のような存在だった。私たちは彼に守られています」(ピカソ) ポール・セザンヌ(1839〜1906年)についての本。大きく変貌を遂げる19世紀のパ…

知立国家 イスラエル

著:米山 伸郎 人口は少ないのにハイテク業界やソフトウェア産業において世界的な存在感があるイスラエルの秘密について歴史的な経緯についても触れながら解説した本。著者は日本の中小企業の海外展開を支援するコンサルティング事業兼商社のビジネスマン。 …